1・地名について
開出今という地名の由来については、先人の研究調査でも古文書等の資料なく
明確な答えはありませんが、次の2説があります.
1.往古、今村帯刀・今村西空という領主の居館(今村城)があり、当時は西
空今村ともいい、帯刀が小泉村から転住したことにちなみに開出と称した。
(角川日本地名大辞典)
2.犬上川右岸下流の穴田(現在も開出今町の小字名として存在)の住民が
犬上川の氾濫による水害から逃れるため、犬上川左岸の現在地を開いて出
て来たということによる説。 (伝承、松宮増雄氏)
いずれの説もその時期を特定できる資料ではありませんが、鎌倉時代から足利
時代ではないかと推測されています。