1・地名について  

 

開出今という地名の由来については、先人の研究調査でも古文書等の資料なく 

明確な答えはありませんが、次の2説があります.

 

1.往古、今村帯刀・今村西空という領主の居館(今村城)があり、当時は西

        空今村ともいい、帯刀が小泉村から転住したことにちなみに開出と称した。

                                                                                   (角川日本地名大辞典) 

 2.犬上川右岸下流の穴田(現在も開出今町の小字名として存在)の住民が

        犬上川の氾濫による水害から逃れるため、犬上川左岸の現在地を開いて出

    て来たということによる説。          (伝承、松宮増雄氏)

  いずれの説もその時期を特定できる資料ではありませんが、鎌倉時代から足利

  時代ではないかと推測されています

 

 .地名の変遷

  江戸期~明治22年    開出今村

    明治22年~昭和17年  南青柳村大字開出今

  昭和17年6月~     彦根市開出今町

 

.人口と戸数

  元禄 8年(1695年) 人口 1,099人  

                 (大洞弁天寄進帳)

    明治13年(1880年)  人口  738

              戸数     166戸

                (角川日本地名大辞典)

   昭和58年(1983年)  人口  770

            戸数     84

                  (松宮増雄氏伝承)

   平成25年(2013年)  人口  633

                       (広報かいでいま記載)

 

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